〒311-3892
茨城県行方市麻生1300

芋屋 はしもと

現在の焼き芋人気は4度目の焼き芋ブームと言われています。

最初に焼き芋が注目されたのは江戸時代後期で砂糖が貴重品で、甘くて安い焼きいもは老若男女、貧富を問わず大人気を博しました。これが最初の焼き芋ブーム。

次のブームは明治維新以降で、東京の人口急増と安い値段によって、焼きいもの需要が増大しました。
それに応えるために焼きいも専門店が現れますが、この時代の焼きいも屋は冬期間のみの商いで、夏場はかき氷屋なども兼ねていました。

第3次ブームは1951年に石焼きいもの「引き売り屋台」が東京に登場してからで、大ブームになり高度経済成長期と同時に進行していましたが、1970年の大阪万博を境にファストフードの進出もあって衰退していきました。

そして現在、健康志向の影響を受けて焼き芋は爆発的な第4次ブームとなっています。
大きな要因として、弊店でも使用している遠赤外線利用の焼きいもオーブンの普及が起爆剤となっています。

焼きいもの美味しさは、品種、貯蔵期間、大きさ、オーブン内部の焼き位置、焼き温度、焼きあがり時間等によって異なりますが、均一においしく焼く技術は、焼き芋オーブンの製造メーカーである株式会社群商様と茨城県行方市農業改良普及センター、JAなめがたで試験を重ねた賜物です。
第3次焼きいもブームでの主役は石焼きいもで、その販売方法は軽トラックに引き売り屋台を乗せての移動販売方式でした。現在では焼きいもオーブンの登場によって様々な販売方法が可能になっています。

サツマイモの品種も2002年以前までは「ベニアズマ」等の、ほくほく系が主流でしたが2003年以降からは、しっとり・ねっとり系のサツマイモに人気が集まり、2007年に「べにはるか」が育成され、2015年には人気品種のトップに躍り出ました。
行方地方の生産者は焼き芋の美味しさの決め手でもある熟成サツマイモの「キュアリング」の手法も的確な技術を熟知し共有して確かなサツマイモを供給しています。

現在も進行中の焼きいもブームは何より美味しく、自然・健康食品の一つとして、また冬期間限定の商品ではなくなり「夏でも美味しい焼きいもの時代」を迎えつつあります。

「芋屋はしもと」の焼き芋は有数の生産地である行方市で生産されたサツマイモを、確かなキュアリング技術で熟成し、最新の焼き芋オーブンで1本1本愛情込めてじっくりと焼き上げて皆様にお届けしています。

行方かんしょ

茨城県の南東部に位置する行方市は、霞ヶ浦と北浦に挟まれた比較的温暖な地域で、肥沃で水はけの良いなだらかな傾斜のある土地を利用した畑作栽培が盛んです。
特にサツマイモの生産は有数な生産地で品質、生産量共に全国でもトップクラスです。

2023年に「行方かんしょ」は東日本のサツマイモとして初めて地理的表示(GI)保護制度に登録され「年間通して焼き芋販売するなら行方かんしょ」と言われるほど、市場からも高い評価を得ています。

地理的表示(GI)保護制度

「地理的表示(GI)保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。

ビジネスにおいては、その地域ならではの要因と結び付いた品質、製法、評判、ものがたりといった、産品の強みや魅力が見える化され、国による登録やGIマークと相まって、効果的・効率的なアピール、取引における説明や証明、需要者の信頼の獲得を容易にするツールになります。

農林水産省は、本制度によって、国内外における模倣品対策によりGI産品の名称・ブランドを保護するとともに、GIマークという統一ロゴの下、成功事例の横展開、市場展開を通じ、GIそのものの認知を高め、「GIブランド」を確立してまいります。

美味しい召し上がり方

芋屋はしもとの焼き芋は厳選した行方かんしょを一本一本じっくり丁寧に焼き上げた後、風味を損なわないよう脱気 包装後に冷凍便でお届けしています。レンジやオーブンで温めてお召し上がりください。

他にもお好みの解凍状態で シャーベット風、牛乳とミキサーでシェイクしてスムージー、温めた焼き芋に、お好みでアイスクリームやバター、ハチミツ、小倉餡等を添えてデザート感覚でも…

温めても冷やしても季節を問わず美味しくお召し上がりください。

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